読書案内:感情はコントロールしなくていい

幾つかの気づきがありました。

・ネガティブな感情に気付いたら、自分の気持ちや欲求や思いを無視していると考え、一度立ち止まり、自分の心に沿った選択や行動ができるように、考えよう。
・自分の心に沿った行動ができたのなら、「自分のために行動できてよかった」と、自分のその行動を心から評価してあげよう。
・自分がどんな言葉を使っているのか意識しよう。
・ゆっくりとポジティブな実感を味わいながら生きている人は、人生が順調に発展していく。

 

(ネガティブについて)
・根底でどんな意識を形成しているかは、思考よりも自分のこれまでの体験からできており、似たような体験がさらにネガティブを強化する。
・無自覚に思考しているが、自分がネガティブなことを考えていれば、ネガティブな気分や感情が生まれ、気づいていなくても、ネガティブを実感、ネガティブな選択をしてしまう。
・自分の根底にあるネガティブな意識は、意図せずに、思考も行動もネガティブなものを相手に伝えてしまうことがある。

 

(ネガティブへの対処)
ネガティブな気分や感情を感じたときには、それをやり過ごさないで、その感情の出所を洗い出し、具体的に解決していく必要がある。
・具体的な状況”いま”の場面をつかむ。例えば、「自分の不安などの感情を基準にする」と、自分の不安材料を、具体的に消すための行動ができます。
・一つの行動において、100%がネガティブということはない。いい面が見られなくなっていることがある。よい側面にも目を向けよう。
・精神的に疲れることは、やめよう。自分が負担に感じることは、他者にとらわれた基準で考えることはやめよう。
・不安を感じながらも、自身は全く動かないで、周囲が解決してくれるのを待つというような、到底不可能な解決方法を望むことはやめよう。
・失敗する可能性もあるし成功する可能性もある。

 

(ポジティブを増やす)
・焦りや不安を始めとするネガティブな実感よりも、「ポジティブな実感」を増やしていく、これだけで厳しい状況を好転させたり、人生をいい方向への発展させたりすることができるかもしれない。
・「思考する」と「感じる」は両立しません。一歩先を見る癖をやめ、「実感」を大切にしましょう。


人に合わせる必要はないという趣旨は伝わってきたのだけど、本当にそれでよいのかと思った。
なんでこの仕事をしなくちゃいけないんだろうって思う感覚は、ネガティブな感覚だけど、どう対処すればよいのだろう。
心に沿った選択をすると、しなくていいやってなってしまうのだけど...。多分、意見を言うことが大切なのだろう。
人にこうして欲しいと思うとき、相手のネガティブに合わせる必要もあるかと思うのだけど、その際はどうすればよいのか。多分、意見を交わすことが大切なのだろう。
自分の実感だけでは世の中の問題は解決しないように思われた。(言いたいことを言う、言える状況を作り出す。)