2021-01-01から1年間の記事一覧

読書案内:オードリー・タン 天才IT相7つの顔

IT業界のもののとらえ方のなかに、現代のコミュニティの在り方をどのように考えるかのヒントがあるように感じられた。「問題解決の方法は1つじゃない。」「いかなる議論の場でも、我々は王も大統領も投票も認めない。我々が信じるのは、ざっくりとした合意…

読書案内:人新世の「資本論」

エコ、SDGs、グリーン経済など、環境を重視した言葉が使われていても、経済成長を志向した資本主義は、環境を壊し、しいては、人の暮らしを豊かにするのではなく、貧困にさせる仕組みを持っているかもしれないということをこの本から知った。 昔、環境破壊と…

映画「きっとうまくいく」

純粋に真理を知りたいという気持ちで、自由な心で取り組めば、成功は勝手についてくる。とても気持ちよい作品でした。学問を、成績のため、就職、学位のために使うことって、つまんないと思わされた。学問の形式にとらわれて、本当に探究することってなんな…

読書案内:子育ての哲学:主体的に生きる力を育む

子どもが自分の力で考え、判断し、その判断も、一瞬の感情からではなく、普遍的にそうあるべきという思慮を持って、吟味できるような判断ができるのであれば、ある種、子どもは幸せに生きていけれるのでないかと思う。 そのためには、子どもを導く意識が必要…

読書案内:言葉のトリセツ

言葉の語感について、音声を出した後、自分や相手に及ぼす効果について考察している。 言葉の語感以外にも、感性の領域には、理屈や数値で表すことができないもの、イメージや感覚などあるので、語感がすべてではない。 ・「でも」「だって」「どうせ」のD音…

読書案内:アンガー・マネジメント-アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及! イライラ、ムカムカを一瞬で変える技術

自分のなかの怒りを受け止め、その怒りを目的達成に活かすことが、アンガーマネジメントである。怒りを感じたときこそ、その「目的」を思いだし、「怒り」をマネジメントする。 私が面白いと感じたところは、「私たちはいつも同じようなことで怒ってしまう」…