読書案内:モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談

読み進めていくと、ビジネス系の啓発書の内容のように感じられた。
上司と部下とのコミュニケーションの方法、何をゴールにするか、何を求められているかに気付くという視点など、すべてビジネスに通じる気がした。

「相手にコミットする」「対話とは自分が再構築されること」この部分が、僕には
できないところなのだと思う。自分を守りに入れてしまう。
モテというのは、ポジティブで、自分が目指す方向が見えて、どう行動するべきかまで見えいている人のスタイルを指すのだろう。

どう気持ちを持っていくかについて気付けられただけでも、未来は明るいのかな。

 

仕事として、読み替えてみる。

・「仕事すればいいんだろう」ではない。これについて、このように対応するという
ビジョンを持つ
・業務に対しての意見を交換しあう
・自分にとって仕事がどうありたいかを考える
・嫌なこともあるが、向き合う
・職場での日常を楽しむ
・感謝の言葉があふれる職場をつくる
・お互いのよいところを褒めあう
・自分の意見が変えられていくこと(壊されること)をよいことと考えよう

 


〇相手を観察する

婚活女子が求める「誠実さ」とは、お相手の本当の欲望にコミットすることを要求している。
何を欲しがっているのかということを、決めつけないで、その都度ちゃんと考える。
相手自身も気づいていない欲望である場合もありますから、押し付けないで、
一緒にちゃんと考える。
「そのとき、いちばんしてほしいこと」は一人ひとり違います。
「浮気しなきゃいいんだろう」「家に金を入れときゃいいんだろ」と決めつけるのは、
あまりよくない。奥さんは、旦那に理解しにくいすごい不満を抱えている可能性が
あります。

相手が合わない人なのかどうか、自分をどう思っているのか、についてのセンサーは
持っていたほうがいい。
モテる男の人は「自分のいいところをわかってくれる女性」を探すのがうまい。

 

〇環境も大切です

うつ病になりやすい会社は、日常的にポジティブなコミュニケーションがほとんどない
ところ。男性社員の割合が多く、会話の少ない会社は、有病率が高いです。
自己肯定感の低い人がい続けると、すぐ「また失敗しちゃった」「やっぱり自分は
ダメなんだ」って、心の声の”内耳”で自分を責めちゃうのです。でも、外から
聴こえる声を拾う”外耳”で「ありがとう」「あの仕事はよかったよ」と言って
もらえる環境にいれば、過度に自己否定せずにすみます。

 

〇普段から考える

幸せになるには「自分にとって何が幸せなのか」をちゃんと考えないといけないん
です。例えば、Cくんは美人が好きだと言うけれど、どうやって美人と出会って、
セックスして、結婚するかということに対して、あまりビジョンがないのかな。
「自分の幸せとは何かわかっているか?」「それを得るために行動をしているか?」

丁寧に接したり、優しくしたら、とってもいい笑顔で女の子が「ありがとう!」って
言ってくれる。それは、自分にだけ向けられている笑顔で、テレビ向けにつくられた
芸能人の笑顔よりもずっと魅力的に見えるはずですよ。そういう生身の感動を
味わってほしいな、と思います。

美人じゃない女性も女性なんだと意識するだけで、美人にモテるようになります。
合コンで盛り上がらないところをどう盛り上げるかを見てるんです。
まわりに気を配っているかどうか。興味のない人にも礼儀をもって接しているか。
女の人は、男性の器をよーく観察しています。
いろいろなことに対して「これしかダメ」と限定している人を見ると、「器が
小さいな」と思ってしまう。逆に器が大きくて許容範囲が広い人は、すごくモテる。

初対面の女性を褒めるなんて基礎中の基礎です。
人をほめるときには、感情を込めて言う、これが絶対大事です。
ほめるポイントは、正直なんでもいいんです。あなたが本当にそう思っていて、それを
伝えたら喜ぶだろうなと思うことなら。要は、人の「いいとこ探し」ができるかどうか
です。
相手のいいところ探しをすることは、出会うきっかけやモテるだけではなくて、
自分の人生をも結局豊かにしてくれる。

 

〇対話を大切にする(結婚までのステップ)

結婚までに踏むべき3つのステップ
共通項をみつけてな良くなる、一緒に楽しい体験をする、自己開示。
ステップをちゃんと踏んで結婚して、結婚したあとも関係のメンテナンスをし続けて
いかないと、幸せな結婚生活は送れない。

女性を「人間」として見られず、「女性という別の生き物」として見ているのかな?
圧倒的なコミュニケーション不足だと思いました。
対話とは何かというと、相手の話を聞いたことによってどれだけこっちが変われるか、
ということです。「変化すること」この大事さをわかっている男性は、ものすごく少ないと、常日頃から感じています。ガチガチに凝り固まってしまうのではなく、柔らかく
変化を受け入れることを、女性は求めています。
男にとって変わるのはつらいことなのです。変わらないのを選択しているのは無意識。
「俺はこうでなきゃ生きていけない!」というこだわりを持つけど、「こうじゃなくても」生きていけるものです。
対話して、自分と相手がそれぞれ何にしがみついているのか自覚させられる。そして
同時にぶっ壊れ、再構築される。それが対話です。

いろんな目にあって、いろんな体験をして、壊れることに慣れる。身構えている自分を
全否定しなくてもいいから、身構えていることを自覚して、何を言われたら身構えてしまうのかを知ることが大事。